成年後見制度は・・・

今朝の新聞で、成年後見人をしている司法書士が、
家裁の許可を受けずに、被後見人の自宅を
被後見人の養子が融資を受けるために担保に入れて
熊本地方法務局長から、戒告処分を受けて
成年後見人も解任されていました。
司法書士は、間違ったことはしていない!と
主張してらっしゃいますが、
いったい、いくら報酬をもらっていたら、こんなリスキーなことを
やるんだろう?
【成年後見制度】
認知症・知的障害・精神障害認知症などの理由で
判断能力の不十分な方々は,不動産や預貯金などの財産を管理したり,身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり,遺産分割の協議をしたりする必要があっても,
自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。
また,自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい,悪徳商法の被害にあうおそれもあります。
このような判断能力の不十分な方々を保護し,支援するのが成年後見制度です。
行政書士や司法書士で、この成年後見人を報酬をいただいてやってらっしゃる方もいます。
いったい成年後見人は何をするのか・・・
本人の生活・医療・介護・福祉など,本人の身のまわりの事柄にも目を配りながら、本人を保護・支援します。
しかし,成年後見人の職務は本人の財産管理や契約などの法律行為に関するものに限られており,
食事の世話や実際の介護などは,一般に成年後見人の職務ではありません。
 
また,成年後見人等はその事務について家庭裁判所に報告するなどして,家庭裁判所の監督を受けることになります。
ところで、ちょうど今日のメーリングリスト(私が利用している行政書士メーリングリスト)の話題に、
この成年後見人の話題が出ていたのですが、メーリングリストの諸先輩方の投稿は、本当にためになります!
その業務をしたことがないときは、読んでもピンと来ませんが、
あとから、初めてその業務をしたときに読み返すと、
「うわぁ~~貴重な情報だったなぁ!」
と、非常にためになります。
ありがたやありがたや。諸先輩方とメーリングリスト。
開業には欠かせないな、とつくづく思う今日この頃です。

てんやわんや・・・

このところ、順位がちょっと下降気味です(>_<) 一度、10位以内に入ったら、ちょっとゆっくりしようかな・・と思っていましたが、10位圏内はそう甘くはないようです(^^ゞ 今朝は早くから、子ども達と約束していた『ふるさとじまん祭り』へでかける。 土曜日は、子ども3人が勢ぞろいする上に、大人は私1人なので本当、お手上げ状態です。 お祭りでは、ゴウゴウ戦隊ボウケンジャー!?のショーを見たいとの事でいったんですが、 出かけるときに、 「あ~~、ジョージのミルク・オムツ・オシリふき・寒かったらいけないから上に着る奴・ティッシュでしょ。コシロウのズボンは長いのをはかせて、お財布にお金入ってるかな?自分もお化粧しとかなきゃ。兄ちゃん、半そでじゃぁ寒いでしょ~~。兄ちゃん達にパン焼いて食べさせて、ジョージにおかゆ作って食べさせて、授乳して・・・みんなハミガキして~~!」 こんな具合で、出かけるときは、自分+3人の計4人分のお出かけの準備を私1人でします。 ・・・だもんだから、結局、何か「うっかり」しちゃうんですよね。 今日は、ベビーカーを車に積むのを忘れて、お祭りに行ってる間中ずっと、ジョージを抱っこするはめになりました。 それに加え、全員厚着ででかけたのに、めちゃくちゃ気温が上がって、みんな汗だく。子ども達の上着と、ジョージを抱えて、荷物をボロボロおとしつう、うろうろ一日中歩き回りました。 コシロウは、1秒目を離すと、自分の行きたい方向へ自由に行ってしまうし、兄ちゃんは兄ちゃんで、自分のこと以外には注意を払うことができないので、あてにはなりません・・・ 探す → 見つける → 数メートル歩く → いなくなる → 探す → 見つける → 叱る → 数メートル歩く・・・ ・・・をえんえんと繰り返して、今日はもう、疲労困憊です。 それにしても、コシロウよ!君は、母がいなくても平気なのかい? 気がつけば、見ず知らずのおばあちゃんの隣に座らせてもらったり、友達の家族の輪の中に溶け込んでいたり・・・ 人なつっこいにも、ほどがあるぞ! カテゴリー: 会社設立関連

会社設立の知識 その3

今日は、株式会社を設立するには、どの程度費用が必要か?です。
会社設立にかかる費用は以下のとおりです。
ただし、行政書士などの専門家に依頼する場合は、別に報酬が必要となります。
ほかにも、もちろん『資本金』が別途必要です!

定款の認証時定款に貼る収入印紙代 4万円(行政書士の電子定款認証代行をご利用の場合は不要です)
公証人の認証手数料 5万円
定款の謄本交付手数料 2千円程度(定款の枚数による。1枚250円)
印鑑の作成時 代表者印・銀行印・角印の3つで1万円くらい(店・材質による)
出資金の
払込時
発起設立の場合:通帳のコピー0円
募集設立の場合:払込金保管証明書の発行手数料約3万円
登記申請 登録免許税 15万円
設立後の届出 登記簿謄本の発行手数料 1000円×必要枚数
印鑑証明書の発行手数料 500円×必要枚数
合計 発起設立:25万円
募集設立:28万円

当事務所に会社設立をご依頼の場合は、定款の認証時の印紙税4万円(法定費用)が不要になります。
ちなみに、当事務所は、全国対応、電子定款認証対応の行政書士事務所です。

会社設立の知識 その2

前回は、会社設立の大まかな流れを書きましたが、
会社設立に必要な一般的な書類をあげてみます。
【株式会社の設立に必要な書類】
1 定款
2 払込証明書(資本金を払い込んだ通帳のコピーをつけて)
(「募集設立」の場合は金融機関発行の『払込金保管証明書』が必要)
3 調査報告書
4 就任承諾書
5 【定款の認証時】発起役員全員の印鑑証明書(1通ずつ)
6 【登記申請時】代表取締役個人の印鑑証明書(1通)
(ただし、取締役会を置かない会社の場合は、代表取締役だけでなく、発起役員全員の印鑑証明書も必要となる)
7 株式会社設立登記申請書
8 収入印紙貼付台紙
9 印鑑届書
10 設立時代表取締役選定決議書
11 資本金の額の計上に関する証明書
12 設立時取締役、設立時監査役選任及び本店所在地決議書
13 財産引継書(現物出資がある場合のみ)
14 委任状
・・・などですが、これらの中でも、法務局に提出が必要なものと、作成するだけで提出しないでよいものがあるほか、設立の条件(発起設立か募集設立か、現物出資をするかしないかなど)によっては、上記に挙げた書類の数より増減することがあります。
会社のパターンによって、必要書類が変わりますし、会社の管轄の法務局によっても取り扱いが異なることがありますので、登記申請時には前もって法務局へ確認をとることをお勧めします。
とにかく、法務局での取り扱いが全国統一ではありません。
(行政書士・司法書士泣かせですね・・・)

会社設立の知識 その1

新会社法(今年2006年5月1日施行)になってからの、株式会社設立について、ちょっと書きたいと思います。
私も行政書士になる前は、会社の代表取締役・・・なんて、別世界のできごとだと思っていました。
すごいお金持ちか、すごいアイデアをもった起業家しか、会社設立はできないのだと・・・
だけど、行政書士になって、会社設立について勉強し、お客様の会社設立に関わっていくうちに、
会社設立が決して、別世界のできごとではないんだなぁ、と感じています。
今日は、会社設立の流れについて。
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株式会社設立の大まかなスケジュール
(発起設立の場合)
発起設立の場合は、以下の手順ですが、募集設立(発起人以外の人に、出資を募り株主になってもらう設立方法)の場合は、多少異なりますので、ご注意下さい。
ただし、発起設立(発起人=出資者)での設立の方が一般的です。
1 会社の基本事項を決める
2 会社の印鑑を注文する
3 定款を作成する
4 公証役場で定款の認証を受ける
5 出資金を銀行に払込み、調査報告書を作成
6 代表取締役や本店所在場所を決定する議事録等を作成
7 法務局で設立登記申請をする
8 登記補正日・登記完了
9 税務署や役場への届出をする
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こんな感じで設立の手続きが進みます。