行政書士事務所の経理(自宅開業の場合)その3

行政書士をはじめとする個人事業(特に自宅兼事務所の場合!)での経理についての日記に、税理士さんをはじめとする皆さんからの貴重なアドバイス(コメント)をいただきましたので、
コメントまで見てくださってる方もいらっしゃるだろうけれど、記事中で紹介させていただこうと思います!
(ウドウだけで独占するともったいない!)

↓SATOさんから・・・
こんにちは。
私も偉そうなことは書きましたが、開業当時は自分で申告していましたし、手続き業務も自分でやっていました。
費用対効果を考えての導入で十分だと思いますが、士業の場合は「ちょっとだけ持ち出しなら依頼」っていう姿勢でお互い手続き業務の研鑽をしていくのはどうだろうって考えます。
やっぱりお金をいただいて手続き業務をすればそれだけ真剣に取り組め、自分の業務にも反映できますよね。そのチャンスをお互いに出しましょうって思います。生意気書いてスイマセンでした。
| 2006/10/23 5:22 PM
↓れおたろう さんから・・・
これから開業される方へ
この2年間で、記帳指導を30件あまりやっている私から一言アドバイス!
開業時こそ専門家に頼るべき!
最初から税理士に「お金」を払わずにアドバイスを受ける方法があります。
開業届と同時に、税務署による税理士の記帳指導(無料。国家の予算で賄われます。)が受けられないか税務署に相談してみてください。
多くは抽選により決まるようですが、運がよければ指導を受けられるかもしれません。
基本的に白色申告者で3回、青色申告者で4回です。
ただし、開業時から指導を受けるには確定申告の時期までに開業していることが必要かもしれません。
通常、記帳指導は確定申告を行った方に対して案内されるようですので。
税務調査の際にも話したんですが、開業費の処理とか減価償却資産の処理とかを考えた場合、開業時こそ専門家をうまく使うべきである、と考えます。
なお、良心的な税理士であれば、開業したばかりの方から「ぼったくる」なんてことはしないでしょうから、少額の相談料は支払ってもやり方を教わるのはいいかもしれません。
あと、いい本が出ていますので、そちらを参考にして自分でやっちゃう、という方法もあります。自信のある方にはお勧めです。
| 2006/10/23 8:31 PM
↓税理士バッキーさんから・・・
こんばんは。
れおたろうさんの書かれたとおり、良心的な税理士はボリません。
| 2006/10/23 8:52 PM
↓くりおさんから・・・
こんばんは!墨田区の貧乏税理士くりおです。相互リンク依頼のメールを送らせていただきましたので、よろしくお願いします。
くりおのお客さんも、個人事業主さん結構います。やっぱ、どこまで経費で、どこまでが家事費か、難しいですよね!(特に、車の減価償却、電話代、水道光熱費とか)
確かに、税理士の報酬って安くはないと、思いますが、仮に個人事業主さんが、報酬5万円払っても、税理士に頼んで、税金が13万円(例えば、青色申告の65万円控除で)少なくなるんだったら、頼んだほうがいいと思います。でも、ボラれると、20万円ぐらい請求されることもあるのでは、と思いますが・・・。
墨田区の貧乏税理士くりお |

●SATOさん、いえいえ、アドバイスとってもうれしいです!
私は、たいてい何でもいただいたアドバイスに純粋に従う方(疑ったりすることを知らない!)ですし、
先人のアドバイスは、本当に本当に貴重だと思っていますので、『ありがたい』限りです(^o^)丿
●れおたろうさん、お久しぶりです!
『記帳指導』の制度、知りませんでした・・・
ありがとうございます!!
私も、本店には税理士さんがいらっしゃるとは言え、なかなか質問する機会が少ないのですが、専門家の方に指導していただいたほうが、やっぱりいいな!!だって、税金のことを調べる時間は、開業直後の私にはないんですもの!
●バッキーさん、そうですよねぇ。それに私の地元では、狭い町ですから、そんなことする税理士さんはきっといないはず(笑)
恐れずに!?依頼してもいいんですね(^o^)
職業訓練校の日商簿記2級では、左が借り方・右が貸し方・・・くらいの記憶しか残っていませんし・・・
(↑これすら間違ってるかも!?)
●くりおさん、リンクありがとうございました!!
税理士さんに報酬額を払っても、それによって得られる利益(節税額)プラス、自分の時間!!が節約できますもんね。
※ 私の結論!
開業時こそ、経理面・税金面は、税理士さんにお金を払ってお願いして、自分は行政書士の実務に専念しよう!!
・・・ところで、私は、『法人の支店』という立場ですが、いまだにその経理のしくみがよく分かってません(^^ゞ

行政書士事務所の経理(自宅開業の場合)その2

前に、自宅兼事務所の経理は、経費の考え方が、税務署・税理士さんによってまちまちで、一概には言えない・・・
ということを書きました。
それで、そういうほかの人(税理士さん)がやれることは、税理士さんにお願いした方が、効率的ですよ!というコメントをいただいたんです。
たしかに、経理で悩む時間を他の集客などに当てられたら、税理士さんにお願いした方が、よいと思います。(それに金銭出費が伴うとしても!!)
ただ、開業してすぐは、業務もそうないし、売上げもたくさんではないので、税理士さんにお願いするのにはめちゃくちゃ気が引けます。
(私は今でもそうですが・・・)
・・・引けませんか!?
現在は、法人になったので、山鹿支店としての帳簿付けは自分でやりますが、最終的な月の締めは、本店の税理士さんにお任せしています。
とにかく、『餅は餅屋』!!
SATOさんからいただいたコメントで、
『自分だって、お客さんが自力で書類作成されたら商売あがったり・・』というのがありましたが、本当、そうですよねぇ。

行政書士事務所の経理(自宅開業の場合)

行政書士事務所を自宅で開業した場合、個人事業主となりますが、経理の仕訳について悩むことも多いかと思います。
私は、当初、事務所経費の考え方について戸惑う部分がたくさんありました。
通常、事務所が自宅から独立している場合は、事務所の経費(水道光熱費・車両費など)は全額経費となりますが、自宅開業の場合は、自宅用で使用する部分がありますよね。
いろいろ調べたり、税務署へ聞きに行ったりして分かったことは、
●水道光熱費・・・
月額かかった分を、家の部屋数で按分
(例えば、電気代1万円、自宅の部屋数5部屋、
そのうち事務所として1部屋使用なら・・・・
1万円÷5部屋×1部屋・・・2000円 が事務所経費とする)
●家賃・・・
月額分を、家の部屋数で按分
(例えば、家賃4万円、自宅の部屋数4部屋、
そのうち事務所として1部屋使用なら・・・・
4万円÷4部屋×1部屋・・・1万円 が事務所経費とする)
又は、事務所を単独で借りた場合の家賃の近隣相場の7~8割程度分を事務所経費とする
(例えば、事務所を借りるのに近隣では最低でも4万円必要ならば
4万円 ×0.8 = 32,000円)
●自動車・携帯電話代など・・・
事業への使用割合によって算出
(例えば、車・携帯電話を仕事でのみ使う場合は全額事務所経費、
プライベートと半々の使用頻度ならば、半額・・・)
こんな感じで事務所経費を考えるそうです。
ただし、税務署に聞いたところによると、
「こういった考え方が一般的なんだけれども、個別の事業所・事務所によって状況が様々なので、一概には言えない。管轄の税務署によっても取り扱いが異なる・・・」
とのことでした。事務所経費として認められる部分がどの程度なのかは、結局のところ、個別に考えるしかなさそうです。
分からない時は、税務署に聞きに行くと、たいてい親切に教えていただけます。

行政書士開業の決意

私のスタートは、遅いスタートで、30才を機に、起業!
・・・(と言っても、個人事業の行政書士としてですが)
男の子3人に恵まれ、たいそう騒がしく慌しい毎日を送っていましたが、何日に一度かは、
「明日、死ぬかもしれない」(←何の根拠もないけれど)
・・・と、ふと思うことがあって、
「明日死ぬとして、主婦、これから就職・・・で本当にいいのかな?」
と思って、誰にも相談せずに、決意しました。
(実は他にも、この決意をあと1週間遅らせると、『登録免許税3万円を払うはめになる』という、”小さい”(笑)理由が一番大きかったのですが)
起業したい!と思う人は、日本人の全員ではない。
起業するぞ!と思う人は、これまた少数・・・
だから、起業したい!するぞ!・・・と思う人は、すでに何らかの『経営者』になるために選ばれた人たちなんだと思います。
女性起業家、女性行政書士って、男性に比べると多くないように感じます。
平成18年8月末日での、
行政書士登録者数・・・男性35,047名
              女性 4,110名

すごい比率ですね。
もっともっと女性行政書士が活躍できるよう、女性行政書士4000名強のうちの1人として、これからも日々精進・・・です!

行政書士事務所にFAXは必要か?

行政書士事務所にFAXは必要か・・・?
当たり前に必要です。メールが普及したとは言え、まだまだパソコンを持っていない、や、少し年配のお客さんとのやり取りは、FAXを使うこともしばしばです。
私は、開業前から、自宅の電話がFAX兼用だったのでよかったのですが、これから開業の方で、開業費用を少しでもおさえたい・・・というときに役立ちそうな情報を・・・
パソコンのOSがWindowsXPで、パソコンにモジュラージャック(電話線)の差込口があって、壁のモジュラージャックから、線でつなげるならば、パソコンでFAX送信できます。
例えば、ワードで作成した文書を、プリントアウトせずにそのまま送信できるので、インク・用紙が無駄になりません。
具体的には、上記のように電話線をパソコンにつないだら、
【ファイル】―【印刷】―【プリンタの選択】―【Fax】を選ぶと、
FAX送信ウィザードが始まり、相手先の電話(FAX)番号を入力するだけで送信できます。
また、ファックスの受信には、
【D-FAX】・・・
という無料サービスを利用すると便利です。
020- ・・・で始まる番号をもらえて、相手からは普通にこの番号にファックスしてもらうと、
ファックスの内容(画像)が「メールに添付」されて届きます。
これなら、自宅外でも、ネットにつながる環境でメール受信ができるなら、どこででもFAXを受けることができますし、
パソコン上で内容を確認してから、必要であればプリントアウトするので、これまたインク&用紙の節約になります。
・・・実質ゼロ円[:おはな:]でFAXの送受信ができますね!
[:星:]ただし、個人事業主として『アスクル』などを利用したい場合は、固定電話のFAXがないと、取引開始の手続きをとってくれません。
・・・最近は、FAX付の複合プリンタなどもありますし、FAX兼電話でも、15,000円くらい出すと、よいのが買えますので、開業後とりあえずは、上記の方法でしのいで、
しばらくしてからFAXを買う・・・のもいいかもしれませんね!