10/5 17:30
長男に「チャーのトイレ掃除して!そして遊んであげて!」というと、長男がチャーをかかえて私のところへ。
「チャー、何か変。しゃっくり、ずっとしよるばい。」
・・・毛玉吐きたいのかな?
「そーっと置いといてあげて。きついんだよ。きっと。」
10/5 20:00
主人が帰る。チャーが、何だかおかしいよ、元気がないよ、というと、チャーを抱っこしに。
・・・そういえば、うちへ来て12日たつのに、ちっとも太らないし、最近、ちっとも鳴かない。
・・・そういえば、えさがあまり減っていない。
・・・そういえば、トイレもちっとも汚れてない。
不覚にも、チャーの異変に私達夫婦が気づいたのは、このときが初めてだった。
私達は、嫌な予感がして、初めてチャーを、家の中に寝せることにした。
虫かごはあんまりなので、別のかごに毛布をしいてあげて、そこにチャーを入れ、皆がいる居間に連れてくる。
10/5 22:00
気がつくと、チャーがいない。家族みんなで30分ほど家の中を探しまわる。懐中電灯を持った主人が、下駄箱の下の隅から、やつれたチャーを見つけた。
チャー、大丈夫?牛乳あげるね。頑張って飲んでみて!
・・・指で、チャーの口に牛乳をつけてあげる。
・・・なめない。ペロペロもできないくらい、弱っていたの??
知らなかった。ごめんね。明日、朝一番で病院行こうね。
玄関に、かご・キャットフード・ミルク・トイレを持ってきて、寝る。
チャー、明日の朝も、生きていてね。
10/6 7:30
トイレにじっと座ったままのチャー。30分以上もそうしてた。トイレはしていない。
・・・動けないんだね。涙が出そうになる。
10/6 9:00
次男を保育園に送るときに、チャーも車に乗せる。かごのふちに顔をのせたまま、ぐったりして、苦しそうな呼吸をしている。
10/6 10:00
やっと病院へ。
「ごはん食べなくなったんなら、もうちょっと早く連れてこなきゃー」
「本当、そうですね。家族のそれぞれが、えさを入れるので、食べてきれてないのに、気づきませんでした。チャーごめんね。かわいそうなことしたね。。。」
・・・拾われてすぐは空腹のあまり、硬いキャットフードを食べたのかもしれないけど、まだ、赤ちゃんだから、ドロドロの離乳食から始めてあげないと食べれないんだよ。。。。と教えてもらう。
抗生物質の注射をして、栄養のある赤ちゃん用の缶詰を3つと、抗生物質の薬、目薬、えさをあげるための注射器を受取る。
「命に別状は、ないんでしょうか?」
「うーーん。えさを食べてくれればね・・・」
・・・病院からの帰り道、祖母の命日だったので、母と約束していたお墓参りに行こうかどうか迷った。
早く、帰ってえさをあげたかったけど・・・
車の中で、薬を4滴飲ませて、
・・・待っててられるかな・・・さっと、お参りすませて来るからね。
注射もしたし、帰って、柔らかいえさを食べれば、少しは元気も出るかな・・・と、結局、30分だけ寄り道することに。
・・・これが間違いだった。
10/6 11:30
帰宅後、すぐに母がチャーのかごを玄関においた。
「あら、チャーが玄関に上がったよ。」
母の声に振り向くと、低い声で
『にゃー、にゃー』と2回鳴くのが聞こえた。
・・・久しぶりにチャーの声を聞き、一瞬安心した。
と思ったら、バタッとその場にチャーが倒れた。
「死んだ」・・・とは、思わなかった。
・・・「倒れるほど、おなかすいてるんだね。待っててね」
私は急いで、寝付いた三男を、そーっと布団に寝かせる。
そして慌てて、缶詰をあけ、お湯を沸かし、缶詰の中身をお湯でといて、注射器に入れてチャーの所へ。
チャーを抱きかかえる。
ぐにゃっとした。
チャー、チャー、チャー、チャー、どうしたと?
何で、ぐにゃってしてると?
ごはん持ってきたばい。目、あけてごらん!
涙がぼろぼろ出た。
死んどらんよね?どうしたと?ごはんよーー・・・・
私があんまり大きな声を出したから、荷物を降ろしていた母が駆けつけ、寝付いたばかりの三男が目を覚まして泣き出す。
「ね、お母さん、チャー死んどるとかな?生きとるよね?
何で、ぐにゃってするとかな?ねぇ、どうしたのかな。死んだとかな?
チャー、チャー、チャー!生きてるのかな、ね、チャー、チャー・・・」
自分でも何を言ってるのか分からない。
チャーの体は、温かくてやわらかい。死んでるとは思えない。
さっきまで、たった今まで、動いてたもん。
チャーの口の中に指を入れてみる。
・・・冷たい。
チャーのおなかに耳をあててみる。
・・・動いてない。
チャーの目を触ってみる。
・・・閉じない。
「お母さん、死んどるよ。チャーが死んどるよ。」
涙が止まらない。ごめんね。ごめんね。ごめんね。
ひとしきり、チャーを触って、やっと、
「本当に死んでる」と分かった。
主人に電話をした。
「うそだろ・・・?」
10/06 12:30
主人が、チャーに会いに仕事を抜けて来た。
主人は、チャーを抱っこしたまま、チャーが最期にどうだったかを、ずっと黙って聞いていた。
ずっと黙ったまま、向こうを向いて、頭をなでていた。
小さい声で
「子ども達が帰ってから、お墓に埋めに行こう。オレ、仕事に戻る・・・」
と言って、また、出かけた。
・・・男の人が泣くのを見たのは何年ぶりだろう。
チャー、ごめんね。私達に拾われなければ、もっと長生きしただろうに。
チャー、ごめんね。ごはん、食べられないようになってたのに、何でもっと早く気づいてあげなかったんだろう。
チャー、ごめんね。お墓参りに行く前に、一口でも、ご飯食べさせてあげればよかったのに。
チャー、ごめんね。のど、渇いてただろうに。
一口も食べさせてあげられなかったえさの入った注射器を洗い、水を入れて、死んでるけど、チャーの口に入れた。
泣いても、泣いても、あやまっても、あやまっても、チャーは生き返らない。
ごめんね。13日しか、お世話してあげられなくて。
ごめんね。やわらかいご飯を食べさせてあげなくて。
ごめんね。おなかが減って、のどが渇いて、苦しくて鳴けなかったのに、気づかなくて。
ごめんね。病院ではかったら、800グラムしかなかったね。
ごめんね。やせすぎてるのに、気づかなくて。
ごめんね。一緒に寝てあげられなくて。
チャー、あなたを死なせてしまった、バカなママを許してね。
許さなくてもいいから、天国に行ってね。
ママは、チャーと会えて、たった13日間だったけど、
一緒に暮らせて、とても幸せでした。
みんなが帰ってくるまで、お墓に行って埋められてしまうまで、あと少しだけ一緒にいようね。
ごめんね。チャー。
・・・チャーのこと、書くのはよそうかと思った。
パソコンに座る元気も出なかった。
だけど、たった13日でも、うちに来てくれて、子ども達と私達夫婦を喜ばせてくれたチャーのことを、忘れたくなくて、書くことにした。
チャーへ。
あなたは、ママのかわいいかわいい、大切な、初めての娘でした。
ママのうちにやって来てくれてありがとう。
こんばんは、たつみです。
猫は喋れないから、気持ちが分からないのは仕方ありません。
私も同じ猫を飼ってる身として、読んでとっても辛い気持ちになりました。
でも一番辛くて悲しくて後悔してるのは、ウドウさん達たずさわった方でしょう。
ウドウさんの気持ちがチャーにきっと伝わることと思います。
そんなふうに思ってもらって、きっとチャーも嬉しいと思いますよ。
たつみさん、ありがとうございます!
長男も、ずっとチャーを抱っこしてごめんね・・・と大泣きしていました。
私達の注意が足りなかったことで、チャーの寿命を縮めたことに、後悔して、そして生き物への愛情の大切さを改めて、痛感しました。
チャーをさっき、皆でお墓に埋めに行き、お別れをしました。
チャーのこと忘れないでおこうね、満月のお空の天国へ行ったかな?と最後のお別れをしてきました。
今日は一日、泣いて過ごしたので、みんなぐったりですが、泣いてばかりもいられません。
後悔も、反省もしながら、また明日から元気よく!まいります。
ホント、コメント、励みになりました!チャーも、チャーのことを知ってくれる人がたくさんいて、お月様の向こうで喜んでいることと思います。
チャーは幸せだよ。
明るい家庭に拾われて、みんなに愛されて。
最期を優しいママに看取られたんだもん。
私も大切な息子を天国に見送ったから
ウドウの辛さがよくわかるよ。
チャーはウドウ家みんなを見守ってくれるはず!いつでもそばにいてくれるから、がんばって☆
夜分遅くに失礼致します。
津田拓也です。
有働先生ご家族の一員として、
楽しい時間を過ごし、みなさまに愛されていたチャーちゃんは本当に幸せだったと思います。
チャーちゃんが天国でも楽しい楽しい生活を送れますよう、
心よりお祈りいたします。
有働先生 お久しぶりです 大分のおいさんです。
チャーの事で、家族みんなの優しさがよく判ります。
「出会いは別れの始り・生きるもの必ず死す」とよく言ったものです。
短い出会いだったようですが、今回の件は大人の貴方達よりも、むしろ子供さん達に大きな勉強になったと思います。
子供達の流す涙・親が流す涙・皆の涙が家族お互いを思いやる心に、そしてきずなに、又 ひいては子供達の情操教育になったと思います。
悲しい出来事だったですが、家族全員でこの事を共有できた事は、拾って貰えた・小さなチャーのプレゼントだったと思います。
又 明日が来ます、時が心を癒します。
昔、実家で飼っていた犬の顔が浮かびました。チャーの命が短かったとしても、うどう家の一員として幸せだったと・・そして、今後も、ウドウ家の人々の心内で生きていく、チャーは、幸せだと、勝手ですが思ってます。
昔飼ってたわんちゃんも、亡くなったんですね・・・
チャーのことを思っては、時折涙がこぼれます。
たった、13日の短い付き合いでしたが、
チャーの死に、自分達が関与していることで、私達にとっても相当ショックなできごととなりました。
でも、いかちゃんのおっしゃるとおり、
私達が、ずっと忘れないこと・反省も込めて思い続けることで、チャーに対しての償いに変えていこうと思います!
本当、いつも元気のでるコメントありがとう!!いかちゃん!!