料金設定

最初の頃は、本当に困りました。
やったことのない業務の料金を設定するのって、難しい。
他の行政書士さんにも、最初のうちは、「いくらでやってますか?」とは、なぜか、聞きにくい。
私の事務所では、現在では最初の頃の料金設定より、やや低い金額になっています。
業務に慣れてくると、その仕事に自分がかける時間も短縮されますし。
で、料金設定のお話。たまに、開業後すぐの行政書士さんとお話する機会があるのですが、聞かれることは、
営業の方法・仕事のとり方
料金設定の方法
何の業種・業務がいいのか

ですね。
私は、試行錯誤を重ねた結果、下記の方法で料金設定をしています。

  1. まず、web上で他の行政書士さんが、その業務をどのくらいの報酬額でしているのか、10事務所ほどリサーチします。
  2. 次に、日本行政書士連合会のホームページから、行政書士の報酬額統計を見ます。その中の、「最頻値」を確認。
  3. で、上記二つの真ん中~下あたりを取る。

これでだいたい、妥当な金額が出てきます。
地域の行政書士さんに料金を尋ねてもいいでしょうが、結構事務所によって開きがあったりすることが多いので、とまどうかも。
その業務を2~3回すれば、「あ、これでは安すぎるな」とか、逆に「もらいすぎだな」とか分かりますので、都度訂正していきます。
リピートのある業種・業務なのか、単発で終わる業種なのかにもよりますしね!
自分のサイトに、業務の報酬額・料金表を載せていない所がいまだにありますが、論外ですね。
私だったら、何かを買ったり頼んだりする際、料金が分からない所には、おそらく95%は依頼しません。
いつかは「時価」のおすし屋さんに行ってみたいけど。
行政書士といえど、サービスを売る仕事なので、物販の仕事と本質的には同じですから、お客様に「料金について問い合わせる」という二度手間をかけさせるべきではないですよね。